執筆の動機
- オンラインでのコミュニケーションの原理を統一的に説明するための整理の場を構築するため。
砂漠の幽霊の特徴
- 砂漠の幽霊には名前がなく、肉体がなく、まわりから姿が見えない。言葉を発し、視覚・聴覚的な情報は認知できても、ものに触れたり味わったり、においを嗅いだりすることはできない。
砂漠の幽霊の習性
- 砂漠の幽霊たちは昼夜を問わず砂漠に集う。
- 砂漠の幽霊には自分が気に入らない幽霊やアバターを攻撃する習性がある。
- 砂漠の幽霊にはアバターのオリゴについての情報を探したがる性質がある。
砂漠の幽霊にはオリゴがいる
- オリゴは現実世界に点在する個室の中に座っている。
- オリゴの願望や未練が幽霊をつくりだし、砂漠にあつまる。
- オリゴの願望や未練が解消されると砂漠の幽霊は消滅する。
砂漠の幽霊は姿を得てアバターになる
- 砂漠の幽霊が何かのきっかけで姿形をえることがある。その姿はオリゴに似ていることもあれば、オリゴとはまったく別の形をしていることもある。
- アバターは名前を持っている。
- アバターにおいても、知覚の制約については幽霊と同様である。
- アバターはオリゴの単純化・抽象化された願望を砂漠でかなえようとする。
- アバターは仲のよいものどうしで群れをつくる。
- アバターは時として喧嘩をする。
- アバターが自分のオリゴの存在を他のアバター(とそのオリゴ)に察知させることは「失態」であり、「ざらっとした感じ」を与えてしまう。