待望のOmniOutliner for iPadがリリースされました

MacではおなじみのOmniOutlinerに待望のiPadバージョンが登場しました。OmniFocus、OmniGraffleといったOmni社のアプリがiPadに移植されるなかOmniOutlinerはリリースが遅れていましたが、ようやく登場した感があります。

基本的機能として、

• 階層構造をもたせた文章の作成。


• Mac版OmniOutlinerの専用形式であるOo形式の読み込み、アウトライナーの汎用形式であるOPML形式での読み込み、書き出しが可能（他にもテキスト形式やHTML形式での書き出しが可能）。


• 階層ごとのスタイルの設定、文字列の修飾、背景色や行の色の指定。


• トピックに付随した注釈の追加。


• 複数列の設定。


• 画像のはりつけ（ただしクリップボード経由）。

など、Mac版で利用できた機能がiPadに最適化された洗練されたUIのなかにまとめられています。

ただ、次のような機能は現在のところ未実装なので次期アップデートに期待したいところです。

• 任意のトピックだけを表示させるフォーカス機能。


• 全文検索機能。


• DropBoxに代表されるクラウドサービスとの同期。


• 貼付けた画像の拡大縮小。


• 画像読み込み用ダイアログボックスの呼び出し。

また、Omni社のiPadアプリ特有の、ページサムネイルによるファイル管理は一覧性に欠けるのでリスト表示等を導入してほしいものです。

これまでの経験から、わたしはiPadを既存の情報の閲覧には向いていても文章を書くことにはあまり向いていないと考えていました。しかし、このOmniOutliner for iPadはiPadを柔軟な文章作成の道具に変貌させる可能性をもつアプリであると確信しています。


http://itunes.apple.com/jp/app/omnioutliner-for-ipad/id430118869?mt=8