- なぜ今、ブログなのか(jkondo's blog:2011-11-19)
概要
ブログが内包する2つの側面
- 自己表現ツール(文章、写真)
- コミュニケーションツール(コメント、トラックバック、リンク元表示)
ブログが出始めた頃は、自由にテキストを書き込んで他人とコミュニケーションをとるサービスは掲示板かブログくらいに限られていた。ブログは発言者の人格が掲示板に比べて見えやすいので、相手が誰なのかを知って話せる安心感があった。
しかし、コミュニケーションツールとしての役割は、よりリアルタイム性が高いtwitterやFacebookが受け持つことになった。
だからはてなブログではブログのコミュニケーションツールとしての機能であるトラックバックを省いた。
ブログからコミュニケーションツールとしての機能を除くことで、ブログの役割はより明確になった。
それは、まとまった考えを後からでも他人にみてもらえるようにすることである。
例)
- 旅行の記録
- 育児日記
twitterやFacebookといったSNSが流行っているが、次の欠点がある。
- ともだちとのおしゃべりからは、(退屈な)連続的な日常しか生まれない。
- フロー情報なので、書いたことがまとまった形で残らない。
一方、ブログには次のようなことが期待される。
- 検索エンジンで到達可能なオープンインターネットの領域でブログを綴ることで、自分の興味があること、自分が専門としていることを通じて、もっと社会とつながれる可能性がある。未知の人に「個」としての自分を知らせ、社会との新しい接点を作るきっかけになる。
疑問点
- 検索をきっかけとして読者を獲得できる、ということが前提になっている?
- 書きためた自分のブログを知ってもらったり、記事を広めてもらうためにも、むしろリンク元表示やトラックバックは必要なのでは?